ミッドヴィクトリアン カメオバックセティ/9139-028/幅173/奥行92.5/高さ96.5(座高約47)cm

9139-028

高貴なる紫を纏い優雅に佇む、ミッドヴィクトリアンカメオバックセティ。

カメオバックとは背もたれのフレームがカメオのように楕円形をしたデザインのこと。左右対称のデザインが流行したルイ16世様式やシェラトン様式にみられます。象徴的な印象を与えるデザインと、包み込むように体を受け止める贅沢な心地は、そこに座る者をさぞかし魅了したことでしょう。

Mujeres by Eduardo Leon Garrido (Spanish, 1856-1949)Mujeres by Eduardo Leon Garrido (Spanish, 1856-1949)


そんなカメオバックにカーヴィングを施し、優雅なヴィクトリアン様式にまとめ上げたこのセティ。圧倒的に美しいフォルムバランスは、どの角度から見てもその端麗な姿を崩すことはありません。対のスプーンバックは絶妙なラインを描きながら中央のカメオバックへと流れ、抜け感のあるデザインは、壮麗ながら軽やかな姿をみせています。

150年もの歳月をかけて趣を重ねたウォールナットは、しっとりと手に馴染むきめ細やかな木肌となりました。時間によってつくりだされた濃厚なキャンディ・カラーは、心に沁みこむ古艶を湛えています。

トップレイルには熟練の技により葉の端のスクロールまで表現されたカーヴィングが施され、あまりのしなやかさに思わず触れてみたくなるほどです。躍動するようにカーヴがかかったアカンサスはアームそのものとなっています。手をかければ熟成したウォールナットの質感が全身に伝わるよう。エッグのモチーフを据えたカブリオレ・レッグに曲線の美しさの極みが体現されています。

金糸で織り出された紫のファブリックは繊細なパターンが広がる高級ベルベッドジャガード。ボダン留めされた背は奥行きをつくり、その光沢に典雅な雰囲気が漂います。滑らかな肌触りとゆったりとした座り心地は優雅と贅沢を約束してくれることでしょう。


悠久のヴィクトリアンより美と悦びを与えてきたセティが貴方を待っています。



優雅と贅沢を約束してくれる逸品を是非ご堪能ください。パンカーダミュージアムへはこちらからどうぞ。


■英国
■主素材:ウォールナット
■推定製造年代:1870年代
■サイズ:幅173/奥行92.5/高さ96.5(座高約47)cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。


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