ターンドレッグ フットスツール /1208-131/幅40.5/奥行30.5/高さ約22cm

1208-131

50,000円(税込55,000円)

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フットスツールとは文字通り脚のためのスツール。

歴史は古く、古代エジプトの壁画にも登場するほどの歴史をもちます。ヨーロッパには18世紀後半にオスマン帝国から伝わったとされ、オスマン/Ottomanの言葉からオットマンとも呼ばれます。19世紀になると様々な形のフットスツールがつくられるようになりました。


今回ご紹介するのは恐らくヴィクトリアンの終わり頃に作られたオーク材のフットスツール。

職人の手のぬくもり溢れる丁寧な挽物細工で作られており、時を経たオーク材の質感がさらに細工の妙を引きたてているようです。しっかりと四方を廻して作ったタイプの座面は納まりも良く、わずかにエッジに欠けなどがみられますが、それもまた味わいのひとつのように思えますので、このままのご紹介とさせていただきます。


経年でオリジナルの布は既に劣化しておりましたので、ウィリアム・モリスが1888年にデザインしたベルベットジャガードを張り込みました。タイトルは「Autumn Flowers」。花を中心に葉や実が左右対称に展開する計算されたデザインは、モリスが愛する植物の美しさを巧みに表現した名作です。

様々な色バリエーションや製法で布や壁紙、ラグなどが制作されてきましたが、今回使用したベルベットジャガードは一時期英国のサンダーソン社が制作していたファブリックです。おそらくすでに生産はされておらず、市場に出ているのみとなっていと思います。ベルベットの柔らかな手触りがなんとも贅沢な気持ちにさせてくれる、希少なファブリックです。


オーク材の色味とベルベットジャガードの質感は相性も良く、英国ならではのクオリティの高いアンティークの小家具の良さを存分にご堪能いただけます。

より上質な寛ぎのために。

貴方の足元に備えていただきたい佳品をお届けいたします。





■英国
■主素材:オーク
■推定製造年代:1900年代
■サイズ:幅40.5/奥行30.5/高さ約22cm
■基本的に別の椅子に腰かけて、脚を乗せるためのフットスツールですが、このお品物は比較的しっかりと作られておりますので、小柄な方でしたらお座りいただけるのではないかと思います。
■ただ、あくまでも100年以上経ったアンティークですので、ご使用は様子をみながらでお願い致します。特に踏み台としてのご利用はおやめください。
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み、材の欠け等がございます。
■アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。